クリニカル・クラークシップ(CCS)とは

重視すること

 CCSとは、助手として診療チームに参加し、実体験を通じて習得すべきスキルとprofessionalism(態度、倫理観)を育成して行く実習形態です。

  • 経験値の向上
  • スキル習得
  • 臨床教育者は学習資源である

を重視します。

CCSのプロセス

  1. 見学(手本を見せて解説する)
  2. 模倣前期(一部分を受け持たせ、手取り教える)
  3. 模倣後期(できる部分をほめて、出来ない部分を指導してその知識・技能単位を自立に導く)
  4. 実施(多くの症例に見守りで可能なレベル)

正統的周辺参加

  •  作業療法部門の一員として、 臨床業務等に補助的に関わる
  • 治療に必要な用具の準備片付け、掃除
  • 検査補助者としての人手
  • 訓練補助者としての人手
  • 臨床教育は「臨床の中で」行う

CCSチェックリスト

 クリニカルクラークシップチェックリストには、実際の作業療法を学ぶための、情意・知識・技能(課題)単位が示されています。

  • 経験の見える化、実習生とCEとで共有
  • 動機付け

 

学生が取り組まなくてはならないこと

  • チェックリストで自身の経験状況を確認する
  • 実施記録を書き、その日の経験を振り返る
  • 指導者とのディスカッションで臨床の考え方を学ぶ
  • 自己学習を通じて経験したことと知識を結び付ける
  • 患者の安心・安全に配慮し、患者の気持ちや回復に関心を持つ