2月26日(日)に、第8回目となる研究大会をオンラインで開催しました。
年度末も近い中、様々な領域の先生方にご参加いただきました。
今回の大会テーマは「地域リハビリテーションにおける臨床教育」とし、大会長としてマロニエ医療福祉専門学校の岡田岳先生にご講演いただきました。また基調講演としてつくば市福祉支援センターさくらの管理者で、日本訪問リハビリテーション協会理事もされている細田忠博先生にご講演いただき、実践報告として介護老人保健施設花水木の佐藤純先生、甲府共立診療所の八代雄太先生にご登壇いただきました。
令和2年の指定規則の改定で、作業療法士の実習が訪問リハビリテーショ ン又は通所リハビリテーションに関する実習を1単位以上行うこととなりました。地域リハビリテーションは対象者の生活の場が地域であり、その生活を支える多職種間の連携が前提となる領域だからこそ、実習生は作業療法士だけではなく他職種の専門性、社会資源も総合的に学べる機会であると感じました(ジェネラリストの視点を学ぶということですね)。限られた期間で、指導者にとっても実習生にとっても地域リハビリテーションの実習を有意義にするための工夫がたくさん散りばめられた大会になったと思います。これからも本研究会はみなさんと一緒に、より良い臨床教育の模索を続けていきたいと思います!
11/21に第7回目の研修会がオンラインで開催されました。
全国各地から多くの先生方が集まってくださいました。
今回の研修ではクリニカルラダーについて、信州大学医学部付属病院の戸部先生から、看護部の実践・実用について講義をして頂きました。
また、京都橘大学の高畑先生からは、現在開発途中のOT協会のクリニカルラダー、生涯教育の新案について教えて頂きました。
どちらも興味深い内容で、活発な意見交換がされました。
クリニカルラダーは、必要とされる能力のレベルをラダー(はしご)に見立てて設定し、その段階別に教育を組み立てる考え方です。そのため、開発には時間がとてもかかり、戸部先生方は看護協会のものをベースに3年かけて開発されたそうです。
作業療法士の質が問われる中、新人から熟練者まで求められる能力が確認できる指標ができることは一定の水準を保つことに繋がると思います。OT協会のクリニカルラダーをもとに、学生の到達目標が明確になり、養成校から連続性を持ち継続的な学びが続けられると良いなと感じました。
第52回日本作業療法学会会期中に、実習情報交換会を開きました。
イブニングセミナーと重なりましたが、とにかく良い会になりました!
熱心な先生や指導者ばかり集まりました。
ご参加の皆様は北は北海道、南は鹿児島からお越しくださいました。
養成カリキュラム改正の大枠をおさらいした後、グループに別れていろいろなテーマで語りました。
養成校の現状や、実習の最終到達点、新人教育との連結、フィードバックの時間をどう確保したらいいか、等々。
講義形式の研修会では得られない、とてもリアルな時間になりました。
スタッフと語り足りない参加者の皆様で、懇親会も深夜まで盛り上がりました。